ファイバーレーザー溶接機(500W,CW/ パルス) を使用。光南製の半自動制御装置によりレーザーの発光制御、回転駆動系制御、Arガス制御をおこなっています。レーザーの照射条件はマクロ観察にて溶け込み深さを確認し、最適な条件を設定しています。レーザー溶接は、光学レンズで集光されたエネルギー密度の高い熱源を利用するため、従来の溶接法に比較して溶接熱影響が非常に少なく、溶接変形や歪みも少ない等の特徴を有しています。特にファイバーレーザーは結晶を使用せず直接ファイバーを励起するため、拡がりが小さい高品質なビームを安定して発振できる特徴を持っています。

ヘリウム(He)リークディテクタを使用。本検査装置に試験対象品を取り付け、試験品内部を真空排気する。この状態でHeを外側から軽く吹きかけ、もし漏れがあった場合はその漏れたところから内部へHe が進入し、Heのみを検知する分析官でこれを検知します。これにより試験品に漏れがあるかどうかの検査をおこなうことができます。 光南ではTIG 溶接品やレーザー溶接品の全てにリーク検査を行っており、非常に微少な漏れ[2.0E-11 Pa・m3/sec]まで検知を行うことが出来ます。